-less レス
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ハリントン一家は、クリスマス・イブの夜に親戚の家でのパーティーに出席するための車で向っていた。今年は、近道をしようと、いつもの道とは違う森を抜けていくことにしたのだ。しかし、迷ってしまったのか、いくら走っても目的地に辿りつけない。そのうち、赤ん坊を抱えた白いドレスの女が道に立っているのが見えた。道を聞こうと車を止めるが、彼女は答えず、怪我をしている様子。助けを呼ぼうとするが、携帯は繋がらない。そして、古びた山小屋を発見するが、ここの電話も繋がらなかった。突然の悲鳴が聞こえた。娘マリオンの恋人ブラッドが、何者かによって黒いクラシックカーで連れ去られてしまったのだ。あわてて追いかけるが、そこには、ブラッドの変わり果てた姿があった。不安と恐怖のなか、車で走り続ける一家の前に、“マーコット”と書かれた標識が現れる。地図で確かめるが、同じ名前の町はない。ふと時計を見ると、全て19時30分で止まったまま。タイヤもパンクしてしまう。今度は息子リチャードが黒いクラシックカーで連れ去られた。そして、リチャードも無残な姿で発見される。母親は気がふれてきた。突然ローラが走行中の車から飛び降りてしまう。あわてて車を止めて探しに行くが、あの黒いクラシックカーが現れた。車めがけて拳銃で撃つと、ローラがフラフラと歩いて帰ってきた。しかし、彼女の後頭部は破壊されていて、やがて息を引き取った。助かるにはマーコットまで走り続けるしかない。走り出すと、なんとあの最初の山小屋に戻ってしまうのだった。フランクは車をおりて森の中へ入っていった。残されたマリオンは危険を感じて車を走らせようとするが、とうとうガソリンが切れてしまう。一人で歩き出すと、道路の真ん中に4つの黒い死体袋を発見する。その中のひとつを恐る恐る開けてみると、そこには父フランクの死体が入っていた。呆然とするマリオンの前に、またしても黒いクラシックカーが走ってくる。
- 公開日
- 2005年6月4日(土)
- 撮影
- アレクサンダー・ブオーノ
- 音楽
- グレッグ・ドゥ・ベル
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 仏=米
- 原題
- DEAD END
- 上映時間
- 85
- INTRODUCTION
- 本作で長編映画監督デビューとなる、気鋭の若手監督コンビ、ジャン=バティスト・アンドレアとファブリス・カネパ。彼が仕掛けたのは、極限の状況に置かれた人間を描いたサスペンス・スリラーである。世界各国の映画祭で高く評価された本作は、最後の最後まで巧妙に張り巡らされた謎の数々で、観る者を翻弄していく。どこにも逃げ場のない家族たち。一家の娘で、精神科医でもあるマリオンを演じたのは、人気TVシリーズ「アリー・myラブ」「フレンズ」などにも出演しているアレクサンドラ・ホールデン。極度の不安から疑心暗鬼になっていく父親には、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の7日間』でも父親役として強烈な印象を残たレイ・ワイズ。徐々に気が狂い始める母親には、ファレリー兄弟作品の常連ともいえるリン・シェイ。その他にもTVシリーズで活躍する弟役のミック・ケイン、謎の白いドレスの女にはアンバー・スミスが登場する。
- STORY
- ハリントン一家は、クリスマス・イブの夜に親戚の家でのパーティーに出席するための車で向っていた。今年は、近道をしようと、いつもの道とは違う森を抜けていくことにしたのだ。しかし、迷ってしまったのか、いくら走っても目的地に辿りつけない。そのうち、赤ん坊を抱えた白いドレスの女が道に立っているのが見えた。道を聞こうと車を止めるが、彼女は答えず、怪我をしている様子。助けを呼ぼうとするが、携帯は繋がらない。そして、古びた山小屋を発見するが、ここの電話も繋がらなかった。突然の悲鳴が聞こえた。娘マリオンの恋人ブラッドが、何者かによって黒いクラシックカーで連れ去られてしまったのだ。あわてて追いかけるが、そこには、ブラッドの変わり果てた姿があった。不安と恐怖のなか、車で走り続ける一家の前に、“マーコット”と書かれた標識が現れる。地図で確かめるが、同じ名前の町はない。ふと時計を見ると、全て19時30分で止まったまま。タイヤもパンクしてしまう。今度は息子リチャードが黒いクラシックカーで連れ去られた。そして、リチャードも無残な姿で発見される。母親は気がふれてきた。突然ローラが走行中の車から飛び降りてしまう。あわてて車を止めて探しに行くが、あの黒いクラシックカーが現れた。車めがけて拳銃で撃つと、ローラがフラフラと歩いて帰ってきた。しかし、彼女の後頭部は破壊されていて、やがて息を引き取った。助かるにはマーコットまで走り続けるしかない。走り出すと、なんとあの最初の山小屋に戻ってしまうのだった。フランクは車をおりて森の中へ入っていった。残されたマリオンは危険を感じて車を走らせようとするが、とうとうガソリンが切れてしまう。一人で歩き出すと、道路の真ん中に4つの黒い死体袋を発見する。その中のひとつを恐る恐る開けてみると、そこには父フランクの死体が入っていた。呆然とするマリオンの前に、またしても黒いクラシックカーが走ってくる。
- CASTING
- ●レイ・ワイズ(フランク) 1929年8月29日生まれ。オハイオ州出身。舞台で活躍。「罪の歯」でオビー賞受賞。主な出演作は、「キャット・ピープル」(81)、「ロボ・コップ」(87)、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマの最後の7日間」(92)、「ライジング・サン」(93)、「ヒューマン・キャッチャー」(03)など。 ●アレクサンドラ・ホールデン(マリオン) 1977年1月1日生まれ。ミネソタ州出身。97年「死にたいほどの夜」で映画デビュー。主な出演作は、「イン&アウト」(97)、TVドラマ「アーリー・myラブ」(97)、「写真家の女たち」(99)、「エドtv」(00)、「アメリカン・ガン」(02)など。 ●リン・シェイ(ローラ) 1944年1月1日生まれ。ミシガン州出身。75年「Hester Street」で映画デビュー。主な出演作は「カウガール・ブルース」(03)、「コリーナ・コリーナ」(94)、「ジム・キャリーはMr.ダマー」(94)、「メリーに首ったけ」(98)、「デトロイト・ロックシティ」(99)など。 ●ミック・ケイン(リチャード) 1978年8月4日生まれ。96年「The Good Doctor:the Poul Fleiss story」で映画デビュー。98年連続ドラマ「The boid and the beautiful」で人気を得る。
- 配給会社
- クロックワークス